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 スピットの第2キャノピーは下端が結構絞り込まれたΩ型をしています。 キットのクリアパーツも流石にスライド金型までは使っていませんが、雰囲気はまずまずです。ただ、多少レンズ状になっているので特に真上から見たときに気になります。
 そこで最近スピットスペシャルとして発売されたファルコンのクリアバックスキャノピーに挑戦する事にしました。これはアセテートで成形されているらしく、プラ用の接着剤が使える様なので初心者にも安心?です。
 セットにはプロトタイプからスピードアタック用のMk.1、SeaFireのMk.47まで計16種類のスピット用キャノピーがワンセットになってます。 形式によって分割と1体の両方がありますが、幸い?Mk.VI用は1体式の物でした。
 ホルテンの時は可動の為挫折したので切り出し初挑戦!ですが、最初に下端の各頂点から外側に向かってカッターで切れ目を入れてみました(ピンクの矢印)。こうすることで辺ごとに切り離しが出来るようになり、破損・変形に関する心配が多少減ります。後は各辺に沿ってカッターで徐々に切れ目を入れ、ある程度切れたら反対側に曲げて折るように切り離しました。
 キットのパーツと比べるとやはりレンズ状の歪み方が全然違います。 多少解り辛いかもしれませんが、バックの文字の変形・可読性を比べて下さい。 バキュームのキャノピーはよ〜く見ると非常に細かい凹凸が表面にありますが、パッと見の薄さ感ではやはりキットのクリアパーツより数段上です。
 指定キットはタミヤなのでフィッティングが心配でしたがほぼピッタリ納まりました。 後端部で多少の段差が出来ます(キットの方が幅が狭い)ので、胴体側に0.1mmプラ板を接着しました。  この後ポリパテ等で修正の要有りですが、キャノピーを削るだけでは合わないので止むなくの処置です。
 試しにタミヤのキットを仮組みしてキャノピーを合わせてみたら・・・ ハセに合わせて削っているとはいえ、やはり後端は合ってません。そればかりか、前端も分割ラインの違いで隙間が空いています。ホントにタミヤ用かな?コレ・・・
 ついでに各社のスピットの外形を比較してみました。
このアングルってスピットを見るときに一番好きなアングルの一つですが、フィレット付近の絞り込まれた感じ、付け根付近は水平に延びた主翼の上反角のつき方とか、カウリングからコクピットまでの特徴的なラインの変化が一望できます。
 上からタミヤ、ハセガワ、エアフィックスですが、第一印象としてはタミヤが一番自分のイメージに近い感じがします。特に胴体付近の主翼の面の張り方・向きが特徴を良く掴んでいると思います。
 ハセガワのは主翼前縁付近の厚み(=丸み)が足りない気がします。主翼桁の位置と、翼断面を考えるともっと前端付近で丸みがあり、後半部はもう少し直線的に絞られている様に感じます。このアングルからだと断面形の不自然さが解りやすいです。上反角もやはり不足していて、いまいち緊張感がありません。エンジンカウルも上面が平らすぎ、(この画像は画角が多少違うとしても)すこし幅広な印象を受けます。
 エアフィックスは特に気になる部分はありませんが、コクピット前部が気持ち幅広の気もします。 主翼の形は断面形を含めて、たぶん一番正確ではと思わせます。タミヤの方がパッと見はカッコ良くてそれらしいのですが、各アングルからの写真と見比べると平面形が付け根部分で絞り込みすぎの気がします。ハセとエアフィックスは気になりません。・・・ただこれはタミヤお得意の「スピットらしく見せる」デフォルメによる物だとしたら、まさに効果てきめん!といえると思います・・・
 あと、並べてみるとエアフィックスの各部のエッジのダルさが目に付きます。プロポーション以前に、エッジがシャープなだけでかなり好印象を与えられると言うことに改めて気がつきました。うすうす攻撃はやはり欠かせません。(笑)
 エアフィックスのキットでタミヤ・ハセガワレベルのキレの良さに挑戦しようと言うのはやはりかなり大変そうです。
 てなわけで、今回のハセガワはいずれも修正が大変なのでこのまま制作することにします。 結構制作意欲が削がれましたが、完成させなきゃ始まらないですから・・・(笑) どうしても気に入らなかったらタミヤから改造してもう1回作れば良いんだし・・・

その3へ続く