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 先日F-14を作ろうというMLに参加して結構盛り上がってます。
F-4G放り出してハセガワのトムに取り掛かりました。
合いが悪くてパーツ点数も多い難物キットですが完成すれば決定版という挑戦しがいもあり、投げ出しやすいキットの様です。

 ヤフオクで安く手に入れたキットですが、無塗装で組み立て中という縁起の悪いキットで、前オーナーのコクピットの接着が雑なので作りたい所から始めることとしました。
まずはノズルから・・・(笑)

 B型以降はエンジンがF110に強化されているのでAIRESのA型用TF-30ノズルは使えません。
素直にA型作れば良いじゃん、と思いますが今回選んだマーキングがBなもので・・・

 F110のノズルはアフターパーツが無く、キットのパーツも決して出来は悪く無いのですが、前々からアイリス板をエッチングで作ってみたかったので挑戦してみました。
どう作るか悩んだ末にフルスクラッチする事にしました。

キットのノズルを組み立て、外側を塞いで石膏を流し込んでまず雌型を作り、これを芯にプラ材を巻き付け・接着しながら難しい円筒形を作ることにしました。

 画像中央真ん中が石膏雌型、右が制作途中のパーツ、手前がエバーグリーンの0.13mmプラ板から切り出した材料です。

 細い短冊を細切りマスキングテープで仮固定しながら部分的に流し込み接着していきます。
乾いたらテープをずらして貼りながら全周を接着します。
素材が薄いので接着剤で溶けすぎない様に注意しました。

 基本の樽型が出来たら伸ばしプラ材でディテールを貼っていきます。
実機とは幅や上下関係が逆になってたりしますが、まあ雰囲気が出れば良いかなと適当に省略、アレンジをしてます。

 根元の帯は補強用に貼ったものです。コレだけで強度がかなり上がります。

 装飾は程々にして、出来上がったらマスキングテープを全周に貼って力が均一にかかるようにしてゆっくり引っ張って雌型から抜き取ります。

 極薄プラ板の組み合わせなので、押せばたわみますが接着剤で溶着してあるので簡単に壊れるほど脆くはなりませんでした。

 キットのパーツを型に使っているのですんなり基部パーツに嵌まりました。
きちんと丸い形が出来るか心配でしたが、精度的にはまあ許容範囲としておきましょう。

 これを下地にエッチングのアイリス板を貼っていくわけです。

 適当に塗装・・・外側は特に汚いですがどうせホンの一部分しか見えなくなりますので・・・

 内部はホワイトに黒鉄色と黒に近いダークグレーでアクセントを入れ、外側は黒鉄色ベースにスミ入れ後、エッジに焼鉄色でドライブラシを入れました。

 

その2へ続く