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 144といえど排気管は独立していなくてはなりません。さすがに開口は諦めるとしても・・・です。なんせ排気管フェチですから(^^)
で、エバーグリーンの0.75×0.5mm材を、曲げ角度用の自作ガイドに巻き付けてマスキングテープで固定し、湯煎します。

この湯煎方法は結構応用が効きますので薄物や小さいパーツ作りには便利です。
脚カバーの微妙な曲面等もこの方法で作りました。
最初に切り出してから曲げるのではなく、適当な曲げクセを付けたあとで、一番良い部分を切りだすのがポイントです。

 排気管の長さが揃うように一気にカッターで切り離します。
一度に何個も同じ形状が必要なので、この方法は楽で確実でした。

画像の下は図魔ノ合わせて排気管を接着しているところです。
結構細かいですが、原寸図があると思ったよりも精度が高く作業できるので助かりました。
最後端の管だけは胴体との取り合いの為、角度がやや開き気味になっているのです(^^)
排気管の間にある仕切り板は省略しちゃいました。
おそらく塗装が出来無いし・・・
まあ、目は痛くなりますが20分もあれば仕上がります。
金属と違い、接着・加工が容易なのでプラ材は良いですよ〜
弾力もあるので破損しにくいですし。

 この様に出来上がりました。
元は角材なのでこの後エッジを少し削ってみましたが、ペーパーの入る隙間が無いのでイマイチ角っぽい排気管になっています。
予め楕円形状に削ったプラ材を使えばベストなのでしょうが・・・肉眼じゃそこまで中々見えないと思いました(笑)


いつの間にか144コンは締切を過ぎ、ドイコン用となってしまったのはご愛嬌です。

 キャノピーのバキューム型(雌型)にするため、サラダ油を塗ってタミヤのエポパテを盛りつけました。
最初は石膏で型取ったのですが、表面が荒れ気味で、バキューム用の型としては使えませんでした。

 で、型を剥がす時に翼と機首が破損しました (T_T)
エポパテの離型材って何が良いのでしょうかね?
ポリパテだと型としては硬度が足りなそうだし、表面もそれほど滑らかにならないので悩むところです。

 キャノピーの型に空気抜きの穴を開け、周りを石膏で固めてバキューム型としました。
一昨年買って一度も使っていない、桃象さんというバキューム成形機の初出撃です(^^)

キャノピー素材は色々試しましたが、クリアバックスの物が一番使い易い様なので、ストックのクリアバックスの"ミミ"を切り出して使い回ししました。
144位の大きさなら余白部分でも充分材料として利用できます。
今回結構失敗してミミが不足しているので、余っている方は分けて下さい(笑)

 キャノピー部を切り飛ばし、ルーターでコクピットを掘り込みました。
最初はコクピットまで作る気も無かったのですが何となく・・・
バキュームしたキャノピーは原型の磨きが不足していて多少キズ・うねりが有ります。
空気抜きの穴位置がまずかった様で、前部のエッジもいまいちシャープに成形出来ませんでした。
 見えるトコだけプラ材で作りました。
シートはF4Fの時と同様にヒートプレス、後は極薄プラバンの切り出しです。
計器盤等はどうせ見えないので作っていません。
壁だけ作って資料からスキャンした計器盤を、縮小プリントアウトして貼っても良かったかもしれません。
 これは脚柱用のパーツです。
キットのパーツは脚扉と一体式なので使いませんでした。
真鍮線を脚柱にするので型の合うパイプをルーターにくわえ、ナイフで切り落としていきました。
同じサイスに切るのは難しいのでまとめて何個も切り出しておいて、合うものを選んで使うと良いです。

 この様に脚柱のディテールをデッチ上げました。
適当に段差が ついてればそれらしく見えるはずレベルの工作です。
どうせならちゃんと資料見れば良かったかな(^^)
でもそうすると勢いが衰えちゃうので・・・

主輪はホイールのモールドが何も無く丸くスジ掘りが入っているだけ、しかもセンターもずれていたので、他から流用しようと探しましたがサイズの合うものが見付からないのでそのまま使用しています。
完成してみるとやはりノッペラボウでさみしいですね。

尾輪の方は幸い結構なモールドなのでそのまま使用しました。

その4に続く