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 キャノピーもフィット、透明度共に文句無しです。
キャノピー後部下端のレール部の出っ張りなんか危うく削ってしまうところでした。危ない危ない・・・
 枠が細くて見にくいのでとりさんにならってメタルックにてマスキング。モールドが眠い場合は枠部分に細切りマスキングでも貼っとくとさらに見やすいのでしょうがSWEETの場合は必要ないと思いました。

全くパテいらずで、あっと言う間に士の字です。
流し込み接着剤が浸透する隙間も無いほど合いが良いので、多少隙間をあけながら流し込んだ方が良いかと思います。
大体2時間くらいでしょうか?
ここまで来ると随分完成に近づいた気分になりますね。

キャノピー枠にもちゃんと機内色を塗ってます。色が合ってるかどうかはともかくね・・・

下面は下塗りにベースホワイト1000を塗り、グランプリホワイトで塗装しました。
びっくりしたのが細かい凸リベットや編隊灯のディテールです。
塗るまで気が付きませんでしたがキズ程度のホントに微妙な
モールドが各所に施されています。
塗ってて凄く興奮した一瞬でした。
サンディングやサフ掛け時には細心の注意が必要です。

 各色毎にスミイレ、ウェザリングをしました。
デカールを貼る段になって初めて下面の塗り分け間違いに気が付きましたが修正する気力無し・・・このマーキングの場合翼下面はシーブルーらしいです。

 ホントは塗装に一番時間が掛かった(2日半)のですが、途中経過を撮影してません。(笑)
インターメディエイトブルーはソリッドカラー、シーブルーはソリッドカラーのダルブルーです。実際はもっと暗い色かと思いますが、どんな色なのでしょうかね?
各色に白を少量混ぜてアクセントを吹いてます。
最近こういう退色表現とかプリシェーディングって流行ってますね。
ほんとはあまり好きな手法では無いですが、色面の情報料が増えるので存在感というか密度感が簡単に出ます。
ウェザリングをチマチマやってスケール感を出したいのですが、なかなか腕と根気が伴いません・・・

 カルトのデカールは硬くて厚いと評判ですが、評判通りの硬さでした。
軟化剤を各社試しましたが予想に反してグンゼ、モデラーズはイマイチの効果でした。
一番具合が良かったのが効果が弱いと言われるマイクロソルです。他の軟化剤はツヤありのデカールに弾かれてしまうのも効果減の理由かもしれませんが、マイクロソルは弾きが一番少なく、貼る前と貼った上から塗ると良い様です(マイクロセットは使用せず)。

 せっかくの発色抜群で色透け皆無のデカールですが、いかにも貼りました的にモデルから浮いてるので、デカール部分に軽くグレーを吹いて彩度を落としました。

あ、翼の機銃パネル、なんとこれ凸リベットなんです。

 製作中、主脚パーツを机から取り上げる際に弾いて片方を折ってしまいましたが、支柱が多いので何とか接着補修出来ました。
 尾輪はマスキングを剥がす際に無理に引っ張って前方へ90度位曲がりましたが、そっと元に戻したら大丈夫でした。
 ペラのパーティングラインを消してるときに何度も折りそうになりましたが何とか持ちこたえました。

細かいパーツの破損にはくれぐれも御注意を・・・

 デカールの段差はやはり気になりますが、このスケールだと手描きマスキングも厳しいので今後の課題でしょうか?
クリア塗って研ぎ出すのも細かいモールドが潰れそうで怖いです。

 全体の色味はスケールエフェクトを考え、一番暗い色をタイヤブラック、一番明るい色をグランプリホワイトと決め、この両色の間で各色を調節しましたが所々明度のバランスが崩れてます。
真白・真黒は何処にも使わないと言うことで、デカールが浮いてしまうのもこの為です。
意図して明るめに仕上げましたが、もっと明るくても良かったかと思ってます。

その3へ続く