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 144シリーズ2作目は現用ジェット、しかも試作機を選びました。
キットの出来が良いのは無論、黒塗装で試したいことがあったためと、機体の大きさ、何より形の面白さで制作意欲をかき立てられます。
 近年のレベルにしては控えめなディテールですが、奇麗な凹スジと勘合性の良さで作りやすい好キットだと思います。

 さっさと組み上げれば数時間で形になります。
インテイク周りとストレーキ下面のみ少量のパテを使用しましたが、後は概ねピッタリ合います。
 実はベルクトの資料は何も持って無いのですが、WEB上で拾った何枚かの画像と比べると、後部胴体のうねり具合や背中の盛り上がり方など良く雰囲気をつかんでいると思います。
 シャークノーズもイタレリ1/72と違いちゃんと再現されていますが、一回り機首が(特に下側が)細いようです。このため実機より精悍な印象になってますが、機首ボリュームに関してはイタレリの勝ちかも・・・
 あと、ノズル径が気持ち小さいかな?と言う気がしました。でも両方とも直してません。

 翼関係はいちおう薄々攻撃かけますが、脚扉は裏面のモールドも無い事だし、削るのが面倒臭いのでプラ板から自作。
 0.25mmのプラ板を胴体カーブに合った太さに丸めてマスキングで固定し、ティーカップに入れて熱湯を注ぎ、3分たったら引き上げて冷ますと奇麗に丸みがついたプラ板が出来上がります。
 あとはキットのパーツをガイドに切りだせば一丁上がり。
裏面はリブを適当にプラの短冊を貼って作りました。

 塗装のイメージを固めようと、いろいろ写真を見てたらあちこちのアンテナ類が省略されている事に気付き自作しました。
0.3mm真鍮線を曲げ、基部の太い部分はエポキシパテ(タミヤの速硬化型)です。
タイル等の平らな面に仮固定し、真鍮線の太さをガイドにエポパテをヘラでしごいて固めます。
ポリパテより食い付き・強度ともにあるのでこういう工作にはお薦めですね。
下に一枚ビニールを敷いておかないと一緒に接着してしまうので注意が必要です。

 1晩経って硬化したらカッターで希望の形に切り出します。
まあまあの出来になりました。
もしかしたらハンダ盛って削りだしたほうが良いかもしれませんね。
次回挑戦してみようかな・・・
 機体にピンバイスで開口して差し込み接着。
細部が分かる写真を一枚も持って無いのでパッケージのイラストは結構資料として重宝しました。
 前脚庫前にも何やらアンテナがある様に見えたので追加・・・
推測なのであまり参考にしないで下さい。
 前脚基部の着陸灯は目立つ画像が有ったので切り落とし、プラ材で一回り大きめに作り替えました。
 最後にアクセサリー素材として売っているクリスタルビーズをはめ込むつもりです。
オレオ部はメタルック貼りです。
 

その2へ続く