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なんだか突然ですが、ドイコンに煮詰り、NEWキットに目移りしてしょうがないので、独り言を書いて憂さ晴しさせてください。
最近入手したキットのインプレッションです。特に資料と照らし合わせもせずに、素直に感じた印象をあげつらいますのであまり読む価値は無いかも知れませんが、なにかの参考になれば幸いです。
また、ご意見・指摘事項等ありましたら是非掲示板・メールにてよろしくお願いいたします。

タミヤ 1/48 Ta-183 フッケバイン

 まずは色々いわく付きのAM-Tech製、タミヤ扱いの1/48 Ta183です。タミヤフェアでの先行発売品は手に入れられませんでしたが後日ネット通販(表向きは200個限定販売)されたので入手できました。どうもちゃんとパッケージングして販売ってのは無さそうな雲行きです。価格もUSでは39$位なので2600円というのは破格といっても良いのでは?
 こんな感じで袋積めがダンボール箱に入って送られてきました。

インストはタミヤ製・・・見事に1工程で完成の図です。(笑)もちろんパーツ請求書なんか無し。デカールはフォッケ用の物が同梱されています。
 全体的にはとてもシャープなスジ彫りと細かいディテールの脚庫・コクピットで好印象ですが、ココだけダメダメです。
インテイク奥が筒抜けならまだしも、何と窪んでるだけ・・・キット化のポイント外してます。
 おそらく資料が無いためなのでしょうけど、この辺の何となくうそ臭いパネルラインはともかく、主翼にパネルラインがほとんど無いのはちょっとアンバランスでは?と思います。胴体側も適当に省けばまだバランスが取れたかもしれないのに・・・それかウソを承知で主翼にも入れるか・・・この辺の判断がメーカーの特徴に繋がるんでしょうが・・・今後に期待?でしょうか。
 なんて書きましたが木も結構使われる予定だったようで、そうなると主翼なんかはほとんど木製だろうからこんな感じで良いのかも・・・Ho229もそうだしね。知ったかぶってごめんなさい。(02.1/31訂正)

ハセガワ 1/32 Bf-109 G-6

 最近何かと気になるメッサーの新金型、しかも1/32ですが、価格(4200円)については頑張ったと言えるのでは無いでしょうか?
 タミヤの零戦と比べると、当たり前ですがパーツ数が圧倒的に少なく、全面リベットの有無も含めて48のスケールアップ版の様な印象を受けます。  でも私的にはこう言った方向性は歓迎です。手軽に作れそうだし、手を入れようと思えば入れられますし。開発費・価格も抑えられるでしょうし・・・  タミヤの零戦の後だけに、変に意地張って妙なトコで凝らないか心配でしたが、潔い姿勢にまずは拍手。です。  パーツの一枠にHASEGAWAのロゴが入ってますが、どうも納まりが悪いです。噂によると1/32スケールはレベルと提携したそうなので、もしかするとこの部分だけ金型を差し替える予定なんでしょうかね?

 全体的な印象ですが、全体にスジ彫りが入っていますが、多少太くてエッジが眠い感じを受けます。塗装すればましになるのでしょうが、スジ彫りの太さまで48のスケールアップにしなくて良いのに・・・機種のパネルのラッチの表現なんかは良い感じですけど。 テープで仮組して気になった部分が何箇所かあります。  実はメッサー109の資料、まとまったものはエアロディテールのE型とMA別冊のB〜E形しか持ってなくて、アウトライン云々の知識も固まったイメージも無いのですが、ぼやっとした印象だけで言いたいコト言って、気になった人には逆に教えてもらおうといったぬるい姿勢で臨んでます。(笑)皆様ご指摘・ご意見・アドバイスよろしくお願いいたします。 <すでにコレ作るモードになってるな・・・私  まずは主翼から後部胴体への断面型の変化・・・急激に断面形状が変わりすぎている印象を受けました。おかげでハイライトラインに破綻が来ています。ハセの48もこんな感じですが、手持ちの写真だとここまで急激に断面形状が変化しているようには見えません。フィレットの付け根付近はもっと丸っこい断面ではないかと思うのですが・・・
 機首・コクピット回りの雰囲気は凄く気に入りました。逆にキットを見てこんなにカッコイイのか?と思った部分です。前部キャノピーに向かって絞られたラインとかにゾクッと来ます。
 画像は無いですが第三キャノピーが大げさにレンズ状になっててがっくし・・・タミヤと比べるまでもなく、いまどきコレはやばいんじゃ?って感じです。48のメッサーのパーツは気にならないのにどうして?
 機首下面。なんかおたふくみたいに(大げさかな?)膨らんでますがこれはどうなんでしょうか?如何にもエンジン入ってる感じと言えばそうかも知れませんが、もっとなだらかに繋がるラインだと思うんですけど・・・基本的にB〜Fとはラインが違うから参考になる資料はハセの各箱絵のみ。(笑)でもここまで丸っこく膨らんでいるようには見えないけどなあ〜。
 別角度から・・・機首上面の様にもっと直線的に繋がればハイライトラインもピっと繋がって奇麗なんですけど。 あと羽布部のモールドがちょっと気になりました。確かにこんな感じで見える写真もありますが、垂直尾翼なんかは陰影が強く出過ぎて全体のラインから意識がそこへ行ってしまいます。普通、光線は上から来ますが、光線に対して直交する面・線は控えめに、光線に平行する面・線は誇張して表現されてたりすると感激しちゃいますが、それはそれで文句を言う人も出てくるんでしょうね。 タミヤは近いこと考えてる様ですけど。
 一番びっくりしたのがパイロット。胴体のモールドは良いとして、カオ!なんじゃコレは?の世界です。(笑)  金型彫り忘れたの?って感じで見てるほうが恥ずかしいです。20年前のエレールみたいですね。  比較用にタミヤの零戦乗りと記念撮影。ハセガワにはフィギュアを監修できる人材って居ないんでしょうかね。
  個人的に一番気に入った部分がこの増槽回りです。コレ見てなんだか作りたくなりました。何故かは分かりませんけど・・・

 形にインパクトがあるんですよね。なんか。 ヒンジ・ラッチ金具に手を入れたくなる雰囲気バリバリです。あ、決してモールドに不満な訳ではなくて、非常に興味をそそられる形状&構造ってことです。

 2002年はコレからはじめようかな?

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